接種当日
激しい運動を避ける
インフルエンザ予防接種後、体内で免疫がつくられる過程で、発熱や倦怠感などの副反応が起こることがあります。 激しい運動はこれらの副反応を悪化させたり、長引かせたりする可能性があります。 また、まれに起こるアナフィラキシーなどの重いアレルギー反応を見逃してしまう可能性もあります。
飲酒は避ける
インフルエンザ予防接種後の飲酒は、副反応の悪化や免疫効果の低下につながる可能性があるため、控えるようにしてください。とくに接種当日は、飲酒を避けてください。
体調の変化や副反応の有無を確認するためにも、接種後少なくとも数時間は様子を見てから判断するようにしましょう。
接種部位は清潔に保ってください
接種部位は清潔に保つよう心がけましょう。強くこすったり掻いたりしないでください。石鹸で優しく洗い、清潔なタオルで水分を拭き取ってください。
接種後数日間
発熱、頭痛、倦怠感、接種部位の痛みなど
接種後数日間は、発熱、頭痛、倦怠感、接種部位の痛み、
腫れ、赤みなどの副反応が現れることがあります。多くの場合、これらの症状は2~3日で治まりますが、
症状が重い場合や長引く場合は、医師に相談してください。
いつもと違う症状
接種後にいつもと違う症状が現れた場合は、速やかに
医師に相談してください。
その他
<効果の発現>
インフルエンザワクチンの効果が十分に現れるまでに約2週間かかります。
接種後すぐに効果が出るわけではありませんので、注意が必要です。
<予防効果の持続期間>
インフルエンザワクチンの予防効果は、個人差がありますが、一般的に5か月程度と言われています。
流行期間を通して効果を維持するためには、毎年接種を受けることが推奨されています。
<特に注意が必要な場合>
過去に重いアレルギー反応を起こしたことがある。
過去にインフルエンザワクチンや卵などで重いアレルギー反応を起こしたことがある場合は、接種前に必ず医師に伝えてください。
<妊娠中または授乳中>
妊娠中または授乳中の場合は、接種前に医師に相談してください。
<基礎疾患がある>
基礎疾患がある場合は、接種前に医師に相談してください。
インフルエンザワクチンは、インフルエンザを
予防するための有効な手段です。
接種後の注意点を守り、
安全にワクチンを活用しましょう。
何か気になることや心配なことがあれば、
遠慮なく医師や看護師に相談してください。